照明器具交換(電気工事)岐阜市水海道
作業・施工内容
今回は岐阜市水海道にあるコーポラスの外灯器具交換のご依頼をいただきました。廊下の非常灯に関しましてはPCB問題である安定器【環境省からの通達されている】が付いている照明器具のため、すべてLEDタイプの非常灯に切替えをしております。
<今回の工事内容>
・照明器具(蛍光灯)非常灯の取り外し
・照明器具(LED)非常灯の取り付け
・EEスイッチ交換及び動作確認
※交換した器具:パナソニック 非常灯 天井直付型 20W相当 XLW201AGNCL9 19台
【共用部である照明器具(蛍光灯)をLEDへ交換】
<PCBとは...>
PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的に作られた、 主に油状の化学物質です。PCBの特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
<PCBの毒性...>
脂肪に溶けやすいという性質から、慢性的な摂取により体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告されています。PCBが大きく取りあげられる契機となった事件として、1968年(昭和43年)に食用油の製造過程において熱媒体として使用されたPCBが混入し、健康被害を発生させたカネミ油症事件があります。カネミ油症は、昭和43年10月に、西日本を中心に、広域にわたって発生した、ライスオイル(米ぬか油)による食中毒事件です。症状は、吹出物、色素沈着、目やになどの皮膚症状のほか、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など多様です。
<使用されている機器は...>
PCBが使用された代表的な電気機器等には、変圧器やコンデンサー、安定器があります。
PCBが含まれている変圧器やコンデンサーは、古い工場やビル等で使用されており、安定器は古い工場や学校等の蛍光灯等に使用されていました。なお、工場や学校などの施設に使用されていた蛍光灯が対象で、一般家庭の蛍光灯にPCBを使用したものはありません。