ブレーカーが落ちた時の原因と対策の豆知識!
ブレーカーが『バッン』と落ちた時の対応方法についてご案内させていただきます。本日も「 最近、よくブレーカーが落ちるけど一度原因を調べて欲しい 」というご年配のお客様よりお電話をいただきました。お伺いして状況を確認させていただいた結果、リビング内での電気の使い過ぎ(1回路に対してのタコ足配線)が原因でした。
このようなケースも含め、ブレーカーの種類、対応方法、対策などを簡単にご説明させていただきますので今後の生活の中でご参考にしていただけたら幸いです。
①ブレーカーの種類
家庭内に設置されているブレーカーはA)契約(アンペア)ブレーカー B)漏電ブレーカー C)安全ブレーカーの3つの種類があります。 ※写真の配電盤(例)ですと左から順に上記のブレーカーが並んでいます。
②原因と対応方法について
A)契約(アンペア)ブレーカー
⇒ 家の全体で契約アンペア以上の電気を同時に使用した時
<対応方法>レバーを『入』と書いてある側へ上げる。
B)漏電ブレーカー
⇒ 家内で漏電が起きた際に自動的に電気を遮断させる装置。古い配線、延長コードなどの漏電火災、家電の故障などの感電事故を未然に防いでくれる優れもの!
<対応方法>漏電発生時マニュアル(虎の巻)を参照!
C)安全ブレーカー
⇒ ブレーカーが落ちた回路(部屋)で同時に電気を使い過ぎた。
<対応方法>レバーを『入・ON』と書いてある側へ上げる。
※落ちた時にはその時のお部屋にある電化製品の使用状況をご確認下さい。ワット数が大きく頻繁に使用するものが存在する場合には専用回路をお勧め致します。
③対策(案)について
A)契約(アンペア)ブレーカー
<対策①案>契約内容を1ワンク上げる。 中部電力(基本料金)
<対策②案>消費電力の高い家電(電子レンジ、ポット、ドライヤーなど)の同時での使用を避ける。
B)漏電ブレーカー
<対策案>下記の虎の巻↓↓↓↓↓で漏電を対処し、まずは安全状態に切替え、お近くの電気屋さんに連絡する。
C)安全ブレーカー
<対策①案>その部屋での電化製品の同時使用を避ける。※使用方法の見直し
<対策②案>専用回路の増設(専用コンセント)を依頼する。
【 漏電工事 事例 】
上記の使用禁止のテープが張り付けてある回路=リビング(漏電箇所)となるためすべてを調査させていただきました。問題が起きている回路を確認するとその回路にはコンセント4か所、照明器具2カ所、レンジフード、インターホンが接続されていました。その個所をすべて切り離しを行いましたが異常値は解消されないため、現況及び調査結果を報告して専用回路の引き直しとなりました。
漏電の原因(憶測となりますが。。。)が昨年と比べると電気ストーブ(800w相当)、加湿器の使用が増えているとの事。今回漏電した場所が1回路でこたつ+テレビ+レンジフード+冷蔵庫+ゲーム機、そして上記のストーブ、加湿器が加算され天井裏で電線が熱で溶けだした恐れがありそうです。天井裏に配線が埋め込んであるため根源はそこだとは言い切れませんが、屋根裏で火事にならずに済んでいますので不幸中の幸いかと。。。知らず知らずに携帯の充電器含め使用電力量が増えています。今回は電線がパンクした状態のため、タコ足配線も含め危険な箇所はお早めに処理、修繕される事をお勧め致します。
火災の原因の一番は。。。。電気関係からの発生!!!
<専用回路を2本増設工事> ※保護管をVE(アイボリー)管を使用。
出来るだけ目立たないように基礎の上を通線しましたが、近いうちに外壁を塗装されるとの事で配管の立ち上がり方は少し『美観』を意識しております。
< 分電盤からはユニット上での配線 > ※出来るだけ隠蔽にて配線しております。
< リビングの宅内は出来る限り隠蔽。。。 > ※モールでコンパクトに通線しております。
出来るだけ表面(目の付く箇所)に配線した事が分からないように施工しております!!
『漏電した時の対応は。。。。落ち着いて!』
※下記をクリックすると対応手順が載っています。